庭の美しさや緑の彩りを求めて、竹を庭に植える家庭もあるのではないでしょうか。

しかし実際には「最初は良かったが、数年後に後悔した」という声が非常に多い植物でもあります。

そこで今回は、竹を庭に植えてはいけない理由や、植える際の注意点について解説します。

また、鉢植えで竹を育てる方法についてもご紹介しますので、竹を植える際のお役に立てれば幸いです。

 

竹のように管理が難しい植物は、植える季節によっても失敗しやすさが大きく変わります。
猛暑の時期に植えて後悔しやすい植物については、こちらで詳しくまとめられています。

【夏に植えてはいけない花】猛暑で失敗しやすい植物と注意点まとめ

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庭に竹を植えてはいけない理由は?

竹を庭に植えることは魅力的に見えますが、その一方で注意が必要です。

以下では、竹を植えてはいけないとされる理由について詳しく解説していきます。

 

地下茎による異常な繁殖力

竹の最大の特徴は、地上ではなく地下で増える植物だという点です。
地面の中で地下茎を横方向に伸ばし、数メートル先から突然タケノコが顔を出します。

竹は一度根付くと「植えた覚えのない場所」からも竹が生えてきます。
特に雨が多い地域や、土が柔らかい庭では地下茎の伸びが早く、春先には一気に数本増えることも珍しくありません。

初心者が誤解しやすいのは、
「地上部分を刈れば増えないだろう」と考えてしまう点です。

実際には、地下茎が元気な限り、何度でも新芽を出します。

一度植えると元に戻せない管理・撤去の難しさ

竹は「切れば終わり」の植物ではありません。
地上部を伐採しても、地下には太く硬い地下茎が残ります。

地下茎を完全に取り除くのは非常に困難です。
途中で切れた地下茎の断片から再生することもあり、
スコップで掘り返しても「まだ残っていた」というケースが多発します。

特に注意したいのが、

・庭の端
・フェンス際
・コンクリート近く

これらの場所に入り込んだ地下茎は、人力では取り切れないこともあります。

結果として、
「撤去を業者に依頼する」
「庭の一部を諦める」
という選択を迫られる人も少なくありません。

 

他の植物・庭全体への悪影響

竹が増えると、問題は見た目だけでは済みません。

地下茎が土中の養分と水分を優先的に吸い上げるため、
周囲の草花や庭木が徐々に弱っていきます。

元々育てていた低木や花が枯れ、
「なぜか竹だけ元気」という状態になりやすいのが特徴です。

また、日当たりを好む植物にとっては、
成長した竹の影がストレスになります。

庭全体のバランスが崩れ、「手入れしても整わない庭」になりがちです。

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庭に竹を植えたい場合の現実的な対策

いろんな注意するポイントはあるけれど、それでも竹を庭で楽しみたいという人もいるでしょう。

その場合は、中途半端な対策はしないことが重要です。

 

防根シートを活用する

防根シートは、確かに有効な対策の一つです。
ただし、万能ではありません。

防根シートが効果を発揮するのは、
・十分な深さまで施工されている
・継ぎ目が甘くない
・経年劣化を考慮している

この条件を満たしている場合に限られます。

実際によくある失敗は、
「浅く埋めただけ」
「端の処理が甘い」
というケースです。

地下茎はわずかな隙間からでも抜け出します。
結果として、数年後にシートの外から竹が出てきてしまいます。

定期管理の徹底

竹を庭に植える場合、
毎年の管理が前提になります。

剪定を数年サボると、
・新しい地下茎が一気に広がる
・地上部が太くなり手が付けられなくなる

という状態になります。

特に地方の広い庭では
「多少増えてもいいだろう」と放置しがちですが、
一度増え始めると抑え込むのは困難です。

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庭植えが不安な人におすすめの代替案

庭植えに不安があるなら、
最初から鉢植えで楽しむという選択肢があります。

 

鉢植えで竹を育てるメリット・デメリット

鉢植えは地下茎の広がりを物理的に制限できます。

メリットは、
・増えすぎない
・移動できる
・庭を荒らさない

一方でデメリットも明確です。

地下茎の成長が早いと、
根詰まりを起こし、鉢が割れることがあります。
実際に「プラスチック鉢が膨らんだ」「素焼き鉢にヒビが入った」という例もあります。

鉢植えでも注意すべき地下茎トラブル

鉢植えだからすべて安全、というわけではありません。

鉢底穴から地下茎が外に出てしまうと、
結局は地面に根付き、庭植えと同じ状態になります。

そのため、
・鉢底のチェック
・年1回の植え替え
・成長の観察

これらは必須です。

 

竹の種類によって危険度は違う?

すべての竹が同じ危険度というわけではありません。

観賞用竹と庭木用竹の違い

モウソウチクやマダケなどの大型種は、
地下茎の勢いが強く、庭植えには不向きです。

一方、観賞用として流通している小型種は、
比較的管理しやすいものもあります。

ただし「小さい=安全」とは限らない点には注意が必要です。

ミリオンバンブーは庭植えできるのか

ミリオンバンブーは、実はドラセナの仲間で、一般的な竹とは別物です。

地下茎で増えることはなく、
庭植えのリスクは大きく下がります。

ただし耐寒性が弱く、
日本の屋外では冬越しできない地域も多いため、
基本的には室内向きの植物です。

 

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竹の風水|本当に運気は上がる?

竹は「まっすぐ伸びる=成長・発展」の象徴として、
風水では縁起の良い植物とされています。

ただし、風水的な意味合いだけで庭植えを決めるのは危険です。

運気が上がると言われて植えた結果、
・庭が荒れる
・管理に追われる
・撤去でストレスが増える

これでは本末転倒です。

風水を取り入れたい場合は、
鉢植えや室内管理のミリオンバンブーなど、
リスクの低い形で楽しむ方が現実的です。

まとめ!竹は「知った上で選ぶ植物」

竹は美しく、魅力的な植物です。

しかしその裏側には、
繁殖力・管理負担・撤去の難しさという明確なデメリットがあります。

ただし、対策を理解し、覚悟を持って選べば育てることは可能です。

「雰囲気だけで選ばない」
「将来の管理まで想像する」

この2点を意識することが、
竹と後悔なく付き合う最大のポイントと言えるでしょう。