レモンの爽やかな香りや美味しい実は魅力的ですが、実は植える際に注意が必要なポイントもあります。
今回の記事では、庭にレモンの木を植える際のリスクや風水的な観点、花言葉の意味について詳しく解説します。
レモンの木を庭に植えてはいけないと言われる理由は?
レモンの木は爽やかな香りや美味しい実が楽しめる反面、庭に植えてはいけないとされる理由がいくつか存在します。
以下では、植えてはいけないとされる理由について詳しく解説していきます。
理由① レモンの実割れ・身割れで縁起が悪い?
レモンの木を庭に植えてはいけない理由の一つに、一部では実がなる木は「実(身)割れ」を連想させるため縁起が悪いと言われていることがあげられます。
しかし、これは主に実が割れてなるイチジクやザクロなどを指すことが多く、レモンは当てはまっていないので、気にする必要はないでしょう。
理由② 大きいトゲが危ない
美味しい実を楽しむためにレモンの木を庭に植えたいと思うかもしれませんが、注意が必要な理由の一つに大きなトゲが挙げられます。
レモンの木はトゲがあることが一般的で、これが庭での管理や収穫時に注意が必要なポイントになります。
大きなトゲがあると、庭での作業や子供たちの遊びの際にケガの原因となります。特に手入れが行き届かない場合、トゲが飛び出していて怪我をすることもあります。
また、収穫時にもトゲに気を付けないと、思わぬケガをしてしまうかもしれません。
庭にレモンの木を植える際には、トゲに対する注意が欠かせません。庭のエリアを決めて、レモンの木がある部分と安全な部分を分けておくなど、予防策を講じることが重要です。
美味しいレモンを楽しむためにも、安全な庭づくりを心がけましょう。
理由③ 害虫がよってくる
レモンの木を庭に植える際に気になる理由の一つが、害虫の発生です。レモンの木は新芽や実を食べる害虫の対象となりやすく、これが庭にとって悩ましい要因となります。
特に春から夏にかけて、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニといった虫が発生し、これらの虫たちによってレモンの成長を妨げられたり、果実にダメージを与えられ木が弱ったり病気になることもあります。
また、害虫の発生がひどくなると、他の植物にも被害が及ぶことがあります。
庭にレモンの木を植える場合、害虫対策が欠かせません。天敵の導入や有機的な農法の導入など、環境に優しい方法で害虫をコントロールすることが重要です。
健康なレモンの木を保つためにも、害虫対策をしっかりと行いましょう。
理由④ 寒さに弱く枯れてしまうことも
レモンの木は寒さに弱い特性があるため、庭に植える際に慎重になる必要があります。
レモンの木は寒冷地に適しておらず、低温に弱いため、霜に当たると枯れることがあります。
寒冷地域にお住まいの場合は、寒冷対策を講じるか、他の耐寒性のある果樹を検討することが重要です。
また、寒冷地域でもレモンの木を栽培したい場合は、鉢植えに植えて冬季には室内で育てるなどの対策を講じるなど、寒冷地の特有の気象条件に注意することが不可欠です。
庭への植え付けを考える際には、気温の変動や地域の気象条件を十分に確認し、植物が健康に成長できるような環境づくりが欠かせません。
身割れは迷信で植えても良い!
上記でもご紹介した通り、一部では実がなる木は「実割れ」を起こすため、これが「身割れ」を連想させるため縁起が悪いと言われています。
しかし、これは主に実が割れてなるイチジクやザクロなどを指すことが多く、レモンは実が割れてなる植物ではないのでこれに当てはまっていません。
また、そもそもこの話自体が迷信の範疇ですので、信じる信じないは個人の自由であり、絶対に植えてはいけないというわけではありません。
身割れに対しては過度な心配はせず、植えたい場合は庭にレモンの木を植えてみてください。
レモンの木・風水効果は金運アップ!
庭にレモンの木を植えることで得られる風水的な効果は、金運をアップだとされています。
レモンの果実は黄色で、この色が金運を呼び込む効果があると言われています。
また、レモンの木には鋭いトゲがあり、これが魔除けの効果があるとされています。
庭にレモンの木を植えることで風水的な効果を活かし、金運を呼び込む素敵な空間を作り上げることができるでしょう。
レモンの花言葉が良い!部位によって違う
レモンの花言葉はその部位によって異なり、それぞれが良い意味を持っています。
以下にそれぞれの部位とその花言葉をまとめてみました。
「レモンの木・レモン全体」の花言葉
・「誠実な愛」
・「思慮分別」
「レモンの花」の花言葉
・「香気」
・「心からの思慕」
「レモンの果実」の花言葉
・「熱情」
・「陽気な考え」
部位ごとに異なる花言葉が、レモンの木を庭に植える魅力を一層引き立てています。良い意味が込められた花言葉とともに、庭にレモンの木を植えてみると、心地よい雰囲気が広がることでしょう。
レモンの木・スピリチュアル的に置く場所はどこがいい?
レモンの木を庭に植える際、スピリチュアルな視点からも適切な場所を選ぶことが重要です。
スピリチュアル的にレモンの木を配置する場所としては、西が良いとされています。なぜなら、西は金運を司る方位とされており、黄色やオレンジ色のものを置くと、金運が上がるとされているからです。
また、レモンの木は邪気を吸い取り、部屋全体を浄化する効果もあるとされており、テーブルの上などの邪魔にならない所に置くと良い効果を呼び込むかもしれません。
レモンの木は大きくなる?実をつけるまで何年かかる?
庭にレモンの木を植える際、気になるのはその成長具合と実をつけるまでの時間です。
それぞれ見てみましょう。
レモンの木の大きさ
レモンの木は、成長すると高さ約2~4メートル、横幅(葉張り)は約2~3メートルになります。ただし、定期的に剪定をして管理することで、樹高2~3メートルほどの低木の状態で育てることもできます。
実をつけるまでの時間
レモンの木が実をつけるまでの時間は、接木をした場合には2年ほどかかり、種から育てた場合は早くて3年、市販のように大きくしっかりとした実になるには5年ほどかかります。
しかし、これらの情報はあくまで一般的なもので、具体的な成長速度は栽培環境や管理方法により異なることがあります。
レモンの木を庭に植える際は、成長には時間がかかることを理解し、栽培に慎重に取り組むことが大切です。じっくりと手入れをして、成長と実りを楽しんでいくと良いでしょう。
レモンの木が大きくならない理由は?
レモンの木が庭で大きくならない理由にはいくつかの要因が考えられます。
一つ一つ見てみましょう。
① 日光不足
十分な陽光を浴びていない場合、成長が阻害されることがあります。レモンの木は日光を好み、日照不足が続くと成長が遅れたり、小さなサイズにとどまることがあります。
② 剪定のしすぎ
レモンの木は芽生えてから3年ほどは実がならないと言われていますが、成長しきっていないうちから枝葉を剪定しすぎてしまうと、栄養が行き渡らなくなり、光合成をする量も少なくなり、成長が遅くなることがあります。
③ 病気や害虫の影響
レモンの木にアブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどの害虫が発生すると病気になる場合があり、これにより成長が阻害されてしまいます。
庭にレモンの木を植える際は、これらの要因に留意し、適切なケアと環境を提供することが重要です。
レモンの木を地植えする場所はどこが良い?
レモンの木を庭に植える場合、適切な場所の選定が重要です。
レモンの木を地植えする際の適切な場所については、以下のようなポイントに留意して決めましょう。
日当たりと風通し
レモンの木は日当たりの良く、風通しが良い場所が適しています。ただし、風が強く吹き付ける場所は最悪の場合、木が折れる恐れがあるため避けましょう。
温暖な気候
レモンの木は暑さには強いですが、寒さには弱いため、基本的には温暖で乾燥した気候で育てることが望ましいです。
土壌
レモンの木は特に土壌を選びませんが、弱酸性~中性の土がおすすめです。
これらのポイントを考慮して地植えすると、美味しい実を実らせることが期待できます。
レモンの木・鉢植えの育て方は?
レモンの木を鉢植えで育てる際は、いくつかの重要なポイントに留意することが必要です。
鉢植えの選定
まず、適切な鉢を選ぶことが大切です。10号以上の大きく深めで底に穴が開いている鉢を選び、水はけを良くすることで、根腐れや湿気からくる病気を予防できます。
土づくり
レモンは水はけの良い土を好みます。市販の果樹用培養土や、赤玉土、ピートモスなどをブレンドした土もおすすめです。
植え付け
3月~4月が植え付けのおすすめの時期です。
鉢底に鉢底石を敷き、土を鉢の深さの1/3ほど入れた後、苗木を置き、周りに土を入れて苗木を固定し、鉢の底から水が滴る程度に水を与えましょう。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に気温が高い夏は乾燥が早く進むので、土が乾燥する前にこまめに水やりをしましょう。
肥料
3月、5月・7月、9月・11月の年5回、春夏秋にわたって有機質肥料か緩効性化成肥料を与えるようにしましょう。
剪定
枝が伸びすぎたり枝の数が増えすぎた場合は、余分な枝を切り落としましょう。
植え替え
成長具合を鑑みて、数年ごとに一回り大きめの鉢に植え替えるようにしましょう。
最後に、レモンの木は日当たりを好むので、陽の光のよく当たる場所に置くように心掛けましょう。
これらのケアを遵守することで、鉢植えのレモンの木も美しい実を実らせ、庭やベランダを彩ります。
まとめ
今回は、レモンの木を庭に植えてはいけない理由や風水運や花言葉などについてご紹介しました。
レモンの木は植えてはいけないとされる理由がいくつかありますが、その一部は迷信であり信じる信じないは個人の自由ですし、害虫などの問題に対してはきちんと対策を講じることで解決できるので、庭に植えることは可能です。
レモンの木を庭に植えるかどうか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。
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