イチジクを植えてはいけない理由は?デメリットやメリット・鉢植えや庭植えの育て方もご紹介

植物

イチジクは、古くからその実の栄養価や風水的な意味合いから広く親しまれてきました。

しかし、その一方で「イチジクは植えてはいけない」とも言われています。

今回の記事では、イチジクの栽培にまつわるデメリット、メリットについて詳しくご紹介します。

また、鉢植えと庭植えの違いや育て方、さらには風水や花言葉などについてもご紹介します。

イチジクを栽培する際のお役に立てれば幸いです。

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イチジクを植えてはいけない理由は?


イチジクを植えることには様々な魅力がありますが、植える際には注意すべき理由も存在します。

以下では、植えてはいけないとされる理由についてご紹介します。

理由① 縁起が悪いと言われるから

イチジクを植えることが縁起が悪いとされる理由は、いちじくの漢字が関係しています。

イチジクは漢字で「無花果」と書かきます。

この漢字によりイチジクが、花も実もならないと解釈されることから、「縁起が悪い」とされるようです。

また、イチジクを家の前に植えると、出世しない・子孫が途絶える・病人が出るとも言われているようです。

しかし、これらは個々の信条や環境によって異なる場合もあるので、信じるかどうかは個々の自由です。

理由② 実の中にイチジクコバチという虫がいるから

イチジクを植えてはいけない理由の一つに、その実の中に、(正確には実ではなく「花嚢(かのう)」と呼ばれるもの)イチジクコバチと呼ばれる虫が存在することが挙げられます。

イチジクコバチは、イチジクの受粉を助ける役割を持ち、イチジクと共生関係にあります。

イチジクコバチを食べてしまっても、特に人体に影響はないとされていますが、少し抵抗がありますよね。

虫が苦手な方は、イチジクを植えるのは避けた方が良いかもしれません。

理由③ 鳥害や蜂が寄ってくるから

イチジクを植えることが避けられる理由の一つに、鳥害や蜂が寄ってくることが挙げられます。

イチジクの木や実は、鳥や蜂などにとって魅力的な餌となり得ます。

その為、鳥による実の食害などが発生し、イチジクの栽培に支障をきたすことがあります。

イチジクを栽培する際には、これらの生物から実を保護する対策が必要です。

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イチジクの木のデメリットは?

イチジクの木を栽培することには多くの利点がありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。

これらのデメリットは、適切な管理や対策を講じることで最小限に抑えることが可能です。

①枝の管理

イチジクの木を栽培する際には、適切な枝の管理が重要となります。

定期的に剪定して管理しなければ、枝が広がりすぎて見栄えが悪くなってしまいます。

この管理を怠ると庭の景観が崩れてしまうため、剪定の手間をかける時間が無いという方にとっては、デメリットとなるでしょう。

②病気や害虫対策

イチジクの木の病気や害虫対策は、栽培成功のために不可欠です。適切な対策を講じることで、木の健康を保ち、美しい姿を見ることができます。

イチジクの木は、比較的に病気や害虫に強い傾向がありますが、湿気が多い環境で育てると害虫が発生したり、病気になることがあります。

これらの問題が放置されると、木の成長や実の品質に悪影響を与える可能性があります。

その為、よく状態を観察したり、定期的な対策が必要となります。

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イチジクの木のメリットは?

上記では、イチジクの木のデメリットについてご紹介しましたが、

イチジクの木を栽培することには、多くのメリットもあります。

①美味しい実がなる

イチジクの木を栽培する際の大きなメリットの一つは、その美味しい実の収穫です。この実は甘くて味わい深く、様々な料理や食事の一部として楽しむことができます。

イチジクの実は食べると、ツブツブの食感とふんわりとした甘さが広がります。また、イチジクの実には多くの栄養素も含まれており、栄養補給にも役立ちます。

さらに、イチジクの実には美肌効果もあるようなので、女性にとってうれしいフルーツと言えますね。

②栄養価が高い

イチジクの木を栽培するメリットの一つは、その実の栄養価の高さです。

上記でも軽くご紹介しましたが、イチジクの実には健康に良い栄養素が豊富に含まれています。

主な栄養素としては、葉酸、ビタミンE、ビタミンB6、パントテン酸、ミネラル、モリブデン、銅、カリウム、マグネシウム、鉄などで、これらの栄養素が豊富に実に含まれています。

また、食物繊維も豊富に含まれており、消化器官の健康や便秘の改善に貢献します。

イチジクの実は栄養価が高く、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、肉体の栄養補給や健康維持に役立ちます。

その為、イチジクの木を栽培することは、健康的な食生活をサポートする一つの手段となるでしょう。

③子宝に恵まれると言われる

上記で、イチジクを植えると「子孫が途絶える」といういわれもあるとご紹介しましたが、その一方で、イチジクの木を栽培することで、子宝に恵まれるとも言われているそうです。

これは、イチジクの「子宝に恵まれる」という花言葉が由来しています。

その為、イチジクは「子孫繁栄」を象徴し、結婚祝いの贈り物としても選ばれることがあるそうです。

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イチジクの風水は?

イチジクは風水において、「成長」や「野心」を象徴する重要な植物と考えられています。

また、その繁茂する姿や甘美な実は、家庭や庭園に豊かなエネルギーをもたらし、良い運気を呼び込むとされています。

さらに、イチジクは人間関係や周囲との「調和」を保つ能力があるともされています。

イチジクの木を育てる際には、イチジクの持つ風水的側面も考慮して、庭に植えてみると良いかもしれません。

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イチジクの花言葉は恐い?

イチジクの花言葉は、「裕福」「子宝に恵まれる」「多産」「実りある恋」です。

イチジクの花言葉は、その実が多くなる性質に由来しています。

怖い花言葉ではないので、安心です。

イチジクの根が迷惑?家が傾く原因になる?

イチジクの根が家に直接的な問題を引き起こすことは稀ですが、時に家の基礎や配管に影響を与えることがあります。

イチジクの根が地下の配管に侵入すると、水漏れや配管の破損を引き起こす可能性があります。また、根が基礎の周囲に拡大すると、基礎の土壌の安定性に影響を与え、家の傾きや亀裂の原因になることがあります。

これらを防ぐために、イチジクの木を育てる際には、周囲の建物や地下構造物との距離を考慮し、適切な管理を行うことが重要です。

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イチジクの木の鉢植えの育て方

イチジクの木を鉢植えで育てる際には、適切な管理と注意を払うことで美味しい実を収穫することができます。鉢植えでの栽培は、場所の制限がある場合や移動が必要な場合に特に便利です。

イチジクの木を鉢植えで育てる際には、まず適切な大きさと深さの鉢を選びましょう。
イチジクは根が広がりやすいため、6号から8号の大きさで、底に排水穴がある鉢が理想的です。

土は水はけの良いものを使用し、その土に赤玉土と腐葉土を混ぜるとより良いです。

植え付け後は日光が十分に当たる場所に置きましょう。

水やりは土が乾いたら行い、気温が高く乾燥しやすい夏場は特に水やりに注意しましょう。

剪定は最初の年は側枝を剪定し、2年目以降は密集したり重なり合う枝を探して、それらを剪定しましょう。


鉢植えでの栽培は、庭園やベランダなどのスペースが限られている場合でも、イチジクの木を楽しむことができるので、おすすめです。

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イチジクの木の庭植えの育て方

イチジクの木を庭に植えると、美しい景観や美味しい実の収穫を楽しむことができます。
適切な場所で適切な管理を行うことで、健康な木を育てることができます。

イチジクの木を庭に植える際には、まず十分な日光を受けられ、尚且つ風通しの良い場所を選びましょう。
場所を選んだら、直径・深さ50cmほどの穴を掘りましょう。掘った穴に苗を植え、土を被せる際に、掘り返した土に腐葉土を少し混ぜておくと、苗が健康に育ちます。
また、植え付け後に支柱を立てて支えてあげると、風が吹いても倒れずに済みます。

水やりに関しては、地植えは基本的に水やりは必要ありません。
ただし、気温の高い夏は様子を見て水やりを行うと良いでしょう。

適切な剪定を2~3年目から行い、古い枝を切り落とし、樹形の形を整え、木の成長をサポートしましょう。さらに、剪定により周囲の植物や家の構造との距離を考慮し、適切な間隔を保つことも重要です。

イチジクを適切に育て、庭で美味しい実を収穫しましょう。

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まとめ

今回は、イチジクを植えてはいけない理由やデメリットやメリット、鉢植えや庭植えの育て方などについてご紹介しました。

イチジクは、縁起の悪さや実の持つ性質などから植えてはいけないとされていますが、

縁起が悪いといういわれに関しては、信じる信じないは個人の自由なので、あまり気にする必要はありませんし、

また、実の中にいる虫は実と共生関係にあるため、実を食べる際にうまく取り除くなどして、上手に付き合っていけばなんの問題も無いので、イチジクを庭に植えることは可能です。

また、根が住居の地下の構造物に侵入してしまう問題に関しても、鉢植えで栽培したり、根が広がらない様シートを活用する等、対策を講じることで問題を防ぐことができます。

イチジクを植えるかどうか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。

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