キャットニップは、猫に人気のハーブとして知られています。
しかし、猫がキャットニップに夢中になる様子は微笑ましいものですが、実際にキャットニップを育ててみると、さまざまな問題が浮上することがあります。
今回の記事では、キャットニップを植える際に気をつけるべきポイントや、育て方について詳しくご紹介します。
キャットニップを植えてはいけない理由は?
キャットニップを植える際には、以下の点に注意して植えましょう。
理由① こぼれ種で繁殖する
キャットニップを植えてはいけない理由の一つは、こぼれ種での繁殖力です。
キャットニップは、種子が風や動物によって広範囲に運ばれることで、意図しない場所にも簡単に広がり、他の植物の生育を妨げることがあります。
例えば、庭の一角にキャットニップを植えた場合、風や鳥に運ばれた種子が隣の花壇や芝生、さらには隣家の庭にまで広がってしまうことがあります。
これにより、元々そこに植えていた植物の成長が阻害されるだけでなく、庭全体の見た目も乱れてしまうことがあります。また、隣家の庭にまで広がった場合は近隣トラブルに発展する恐れも考えられます。
その為、キャットニップを植える際には、その繁殖力を十分に考慮し、適切な対策を講じることが重要です。種ができたらすぐに取り除いたり、鉢植えにして管理しやすくするなどの工夫をするとよいでしょう。
理由② 猫が寄ってくることも
キャットニップを植えてはいけない理由の二つ目は、猫が寄ってくることです。
キャットニップにはネペタラクトンという成分が含まれており、この成分が猫に対して強い魅力を放ちます。
個体差にもよりますが、多くの猫はキャットニップの香りに引き寄せられ興奮するため、キャットニップが植えられている場所に集まることがあります。
猫が庭に寄って来ることにより、庭の植物が踏み荒らされたり、キャットニップ自体が傷つけられたりすることがあります。さらに、猫たちが集まることで、庭がトイレ代わりにされてしまうこともあります。
これにより、悪臭や衛生面での問題が発生するだけでなく、他の動物や害虫も引き寄せられる可能性があります。また、夜間に猫が集まって騒いでしまった場合、鳴き声による騒音問題から近隣住民とのトラブルに発展することも考えられるでしょう。
その為、キャットニップを植える際には猫対策を十分に行うことが重要です。
キャットニップを鉢植えにして室内で育てるか、猫が嫌がる対策を施すと良いでしょう。
さらに、キャットニップのネペタラクトンという成分は猫を興奮させるものの、猫がキャットニップを食べた場合、嘔吐や下痢を引き起こす可能性もあるようです。
猫の健康的な側面からも、キャットニップを対策なしに植えることは避けた方が良いかもしれませんね。
理由③ アレルギーが出る人も
キャットニップを植えてはいけない理由の三つ目は、アレルギー反応を引き起こす人がいることとされています。
調べてみたところ、キャットニップは基本的に人体にあまり影響はないとされていますが、人によってはアレルギー反応が出ることもあるようなので、注意が必要です。
その為、キャットニップを植える前に、家族や周囲の人々にアレルギー症状が出る可能性がないか確認し、必要に応じて植える場所や方法を工夫するようにしましょう。
キャットニップを植える時に気をつけることは?
キャットニップを植える際にはいくつかの注意点があります。
庭にキャットニップを植える際には、以下の点に気を付けることでガーデニングがより楽しくなるでしょう。
繁殖力が強いので根が広がらないように植える
キャットニップを植える際にはその繁殖力を考慮し、根が広がらないように適切な対策を講じることが重要です。
キャットニップの根が広がりすぎると、周囲の植物と争ってしまい、周囲の植物の栄養や水分を奪う可能性があるため、他の植物の成長を妨げることがあります。
キャットニップが周囲の植物の栄養や水分を奪ってしまうことで、周囲の本来育てたい植物が弱ってしまったり、見た目が乱れてしまったりすることがあります。
その為、キャットニップを地植えする際には、根の広がりを抑えるための対策が必要です。例えば、プランターや大きな鉢に植えることで根の拡がりを制限し、周囲の植物との競争を防ぐことができます。また、根の広がりを抑えるために、地面に深い防根シートを設けて根が地中に広がるのを防ぐ方法もあります。
適切な対策を講じることで、キャットニップの育成を楽しみながら周囲の植物や環境を守ることができるでしょう。
日当たりの良い場所に植える
キャットニップを植える際には十分な日当たりのある場所を選ぶようにしましょう。
日光をたくさん浴びることでキャットニップは健康的に成長し、強い香りを発揮することができます。
基本的にキャットニップは半日陰でも育てることができますが、できるだけ日当たりの良い場所で育てることが理想的です。
日光は植物の光合成に必要なエネルギー源であり、キャットニップが栄養を生成するために欠かせない要素です。十分な日光を浴びることで、キャットニップの葉や茎は健康的に成長し、強い香りを放つでしょう。
猫が集まらないように猫対策をする
キャットニップを植える際には猫対策をしっかりと行うことが重要です。
上記でもご紹介した通り、キャットニップにはネペタラクトンという成分が含まれており、これが猫を寄せ付けることがあります。そのため、キャットニップを植えた場所には猫が集まることがあります。
猫が集まることで様々な問題を引き起こすことがあります。
例えば、猫がキャットニップを掘り返したり、周囲の他の植物を踏み荒らしたりすることが挙げられます。また、猫がトイレとして庭やキャットニップの周辺を利用することで、不快な臭いや衛生上の問題が生じることもあります。
そのため、庭にキャットニップを植える際には猫対策を行うことが重要です。
例えば、キャットニップを植える場所の周囲に物理的なバリアを設ける方法が有効です。
柵やネット、猫が嫌う香りの植物を隔てることで、猫の侵入を防ぐことができます。
また、キャットニップの近くに猫が嫌う植物を植えることも有効的でしょう。
ルータンジーやローズマリー、ペパーミントなどの植物を植えることで、猫の興味をそらすことができます。
猫対策を行うことで、キャットニップを楽しむだけでなく、周囲の植物や環境にも配慮した栽培が可能となるでしょう。
キャットニップの花言葉
ャットニップの花言葉は「無邪気」「自由な愛」です。
これらのキャットニップの花言葉は、キャットニップの香りが猫を引き寄せることから、猫に関連して付けられたとされています。
猫は無弱にじゃれあったり、自由に過ごしているイメージがあるので、猫を引き付けるキャットニップにぴったりな花言葉かもしれませんね。
キャットニップを植える際には花言葉を知ることで、キャットニップをより深く理解し、その魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
キャットニップ風水は?置き場所はどこが良い?
キャットニップは風水的にも良い影響を与えるとされています。
キャットニップは風水的に、植えることで家に調和をもたらすとされています。
また、置き場所としては北の方角に置くことで、繁栄を促すとされています。
風水の観点からもキャットニップを上手に利用することで、家庭環境をより快適で幸せなものにできるでしょう。
キャットニップを室内で育てる水耕栽培の方法
水耕栽培は土を使用せずに植物を育てる方法であり、キャットニップもこの方法で育てることが可能です。
キャットニップを水耕栽培で育てる際には、以下の手順で行いましょう。
必要な材料
・キャットニップの種
・水耕栽培用の容器(プラスチックカップなどでも可)
・液体肥料
・スポンジ
・LEDグロウライト(無い場合は日光でも栽培自体は可能)
手順
種の植え付け
種まきの時期である3~5月、もしくは9~11月に、キャットニップの種を水で湿らせたスポンジに植え、そのスポンジを水耕栽培用の容器に入れ、乾燥しないよう容器にトイレットペーパーをかけましょう。
また、定期的に乾燥していないか観察し、乾いていると感じたらすぐに霧吹きで優しく水を与えるようにしましょう。
配置場所
窓際など、日光が良く当たる場所が望ましいです。
また、日当たりが良くない場合はLEDグロウライトなどをうまく活用すると良いでしょう。
発芽したら
種が発芽し、スポンジの底から根がでてきたら、根から水を吸えるよう容器の底から3ミリほど水を入れて育てるようにしましょう。
収穫
本葉がたくさん生えて来たら収穫し、完了です。
一つポイントとして、収穫前の本葉が揃い始めた際に少し間引いてあげると、成長が促進されるので間引きも忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は、キャットニップを植えてはいけない理由や植える時に気をつけること、室内で水耕栽培する方法などについてご紹介しました。
キャットニップは、繁殖力の高さや猫を寄せ付ける香りなどから植えてはいけないとされていますが、それらにきちんと対策を講じていれば植えることは可能な植物です。
キャットニップを植えるかどうか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。
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