オリーブを植えてはいけない理由は?シンボルツリーにした後悔・鉢植え・地植えの育て方についてご紹介

植物

オリーブの育て方や植える際のポイントを知っているでしょうか?

今回は、鉢植えと地植えの育て方やその違い、注意すべきことを解説します。

さらに、オリーブを庭に植える際に気をつけるべき理由についてもお伝えします。

オリーブや庭づくりに興味がある方のお役に立てれば幸いです。

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オリーブを植えてはいけない6つの理由は?

オリーブは実は庭に植えてはいけないと言われているのを知っていますか?

以下では、植えてはいけないと言われている理由について詳しく解説していきます。

理由① 大きくなりすぎるから

オリーブを庭に植える際、考慮すべき理由の一つはその成長の速さと大きさです。

オリーブは成熟すると高さや幅が大きくなり、周囲の植物との競争が懸念されます。また、狭い庭だと他の植物とのバランスが難しくなり、庭全体のバランスも崩す可能性があります。

大きな木が周囲を覆い、日照不足に陥ることも考えられます。これにより他の植物が十分な光を受けられず、健康な成長が阻害されるおそれがあります。

庭のスペースや配置を考えながら、オリーブの大きな成長に対応できるか検討することが重要です。

理由② 剪定が大変だから

オリーブを庭に植えると、その成長に伴って剪定が必要になりますが、オリーブは分枝が複雑で密集しているので適切な形を維持するための剪定は手間がかかります。

また、大きくなったオリーブは剪定もしづらくより難しいです。

したがって、庭の管理が煩雑になりがちな場合や手入れが難しい環境であれば、オリーブを庭に植えるかどうかは検討すべきでしょう。

手間を省くためには、剪定のしやすさも庭づくりの要点の一つと考えるべきです。

理由③ 強風に弱く倒れやすいから

オリーブは美しい樹木ですが、植えてはいけない理由の一つに強風に弱く倒れやすいことが挙げられます。

特に成熟したオリーブの木は大きな樹冠を持ち、これが風の抵抗を増加させます。強風の影響を受けやすいため、庭に植えた際には倒れる可能性が高まります。

これにより、周囲の植物や建物に損傷を与えるリスクが生じます。庭の配置や植えられる場所によっては、風通しや風当たりに気をつけ、オリーブの植え付けを検討することが重要です。

強風にさらされる環境でのオリーブの栽培は植物自体への負担となりやすく、倒れるのを防ぐ工夫が求められます。

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理由④ 実をつけにくいから

オリーブは美しいだけでなく、その実も魅力的ですが、庭に植える際にはその実付きの難しさを考慮するべきですす。

オリーブの木は、水が不足していると実がつかなくなったり、剪定が不十分だと枝が密集し、十分な日光が実に届かなくなることで実が成長しなかったりと、なかなか実をつける・成長させるのが難しいとても繊細な植物です。

これらの理由から、庭木としてオリーブを選ぶ場合は、観賞用としての美しさや葉の緑、枝の形状に焦点を当て、実を期待せずに楽しむことが良いでしょう。

オリーブの実を楽しみたい場合は、栽培環境や条件をよく確認し、適切なケアが必要です。

理由⑤ 鳥がよってくるから

オリーブを庭に植えると、美しい葉や実に惹かれて鳥がよってくることがあります。一見すると可愛らしい光景ですが、これが庭に植えてはいけない理由となり得ます。

鳥がオリーブの実をついばむと、庭に散らばった実や残骸が増え、その後の掃除が手間になります。特に大きな群れが訪れると、実の収穫が難しくなり、庭全体が騒がしくなることも考えられます。

また、鳥の活動によってオリーブの木にストレスがかかり、成長や健康に影響を与える可能性もあります。

これを避けるためには、鳥よけの対策が必要です。ネットや鳥よけのアイテムを利用して、オリーブの実を守りながら庭の美しさを楽しむことができます。

理由⑥ 害虫がオリーブに卵を産みつけるから

オリーブを庭に植えると、様々な害虫が現れ、害を及ぼす可能性があります。

害虫が卵を産みつけると、葉や実に被害を与え、栄養を奪われることが考えられます。これが続くと、オリーブの成長や実の収穫に影響を与え、美しい姿を損なう可能性があります。

害虫対策には適切なケアが必要です。定期的な観察や防除、有機的な手段を活用して害虫の発生を抑制しましょう。

また、他の植物との配置や環境整備にも注意を払うことで、害虫の侵入を最小限に抑え、オリーブの健康な成長をサポートすることが可能です。

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オリーブをシンボルツリー(庭木)にした後悔とは?

オリーブは美しい葉と実、そしてシンボルツリーとしての知名度から多くの人に愛されていますが、一度庭に植えてしまうと、後悔してしまうことがあります。

まず、その大きな成長力に振り回されることが考えられます。オリーブの木は年々成長し、大きな樹冠を広げます。狭い庭だと庭のバランスが崩れる可能性もあります。

また、上記でもご紹介した通り、オリーブの木が実をつけにくい性質を持つことや、剪定の手間がかかること、鳥害や害虫被害といった問題あることから、これらが植えた後の後悔につながることが多いです。

これらの理由から、オリーブを庭のシンボルツリーに選ぶ前に、庭の状況や手入れの手間をよく考慮し、他の庭木と比較検討することが重要です。

美しい庭づくりを楽しむために、慎重な選択が必要です。

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オリーブ 鉢植えの育て方

オリーブはその美しい姿勢とシンボルツリーとしての存在感から、庭木として人気を集めています。しかし、庭植えでは何かと手入れが難しく、植えて後悔する人も多いです。

そこでおすすめなのが、比較的に管理が簡単な鉢植えでの栽培です。

以下で、鉢植えでの栽培方法についてご紹介していきます。

鉢の選定

オリーブの苗よりも大きく余裕のあるサイズを選びましょう。

土の選定

ホームセンターで販売している腐葉土などの土がおすすめです。

また、腐葉土でなくても、オリーブは中性・アルカリ性の土壌を好むので、それらの土があれば、その土を活用しましょう。

植え付け

オリーブの苗を植える時期は、3月から4月が適しています。

植えたら土をやさしく上から被せて、しっかりと水をやりましょう。

水やり

夏などの気温が高く乾燥する時期は、毎日水をあげましょう。

反対に冬の時期は、ほとんど水をあげなくても大丈夫です。

日当たり

オリーブは日光を好む樹木であり、日が当たる場所での栽培が重要です。

日当たりが良くないと、葉が黄色くなってしまうこともあります。

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肥料

植えた時、成長期の前、実がついた後の3回にわたって肥料をあげましょう。

剪定

剪定は成長期の春から初夏にかけて行いましょう。枝を密集させないように意識して剪定するのがポイントです。

植え替え

鉢植えの植え替えは、おおよそ3年に1回程度の頻度で、春から初夏にかけて植え替えを行いましょう。

また、これらはあくまで目安なので、オリーブの成長具合を鑑みた上で植え替えするべきかどうか判断するようにしましょう。

オリーブを鉢植えでお手軽に育てるために、これらのポイントを心掛けてみてください。

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オリーブ シンボルツリー・地植えの育て方

オリーブは庭木として人気があり、その美しい樹形や葉、実の存在感が魅力です。

地植えでオリーブを育てる場合、以下のポイントに注意することで健康的に成長させることができます。

場所の選定

オリーブは十分な日光が必要なので、日当たりが良く、また風通しの良い場所に植えましょう。

土は、腐葉土や中性・アルカリ性の土を使用しましょう。

これらの土と掘った時に出た土を混ぜ合わせても大丈夫です。

植えつけ

適切な深さと周囲のスペースを確保するために、横1m、深さ50cm程度の穴を掘り、植え付けましょう。
この際に、強風などで倒れないように根元に土を盛り上げ、軽く押さえつけておきましょう。

水やり

水やりは適度に行いましょう。特に夏季の乾燥した期間には注意が必要です。

これらの要点を押さえつつ、地植えでオリーブを育てることで、美しい木立ちが庭を飾り、シンボルツリーとしての魅力を最大限に引き出すことができます。

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オリーブを植える時に気をつけることは

オリーブを庭に植えると、美しい姿勢やシンボルツリーとしての存在感が楽しめますが、植える際に気をつけることがあります。以下では、そのポイントを紹介します。

害虫対策

オリーブを庭に植える際、害虫に注意が必要です。適切な害虫対策を行うことで、美しいオリーブの木を守りましょう。

オリーブの木の主な害虫としては、オリーブアナアキゾウムシ、スズメガ、ハマキムシ、コガネムシ、コウモリガ、カメムシ、などがあげられます。

害虫対策として自然の敵となる生物を活用するのも一つの方法です。
また、天敵を引き寄せるために、別の花や草を植えて多様性を持たせるのも良いでしょう。

農薬の使用も害虫対策の一環ですが、環境に優しい方法を選ぶことが大切です。また、適切なタイミングでの散布や、使用量の調整も注意が必要です。

害虫対策は予防がポイントです。適切な管理と手入れを心がけ、害虫の発生を最小限に抑えながら、美しいオリーブの木を楽しんでください。

強風で倒れないようにする

オリーブは美しい樹形とシンボルツリーとしての魅力で知られていますが、強風が吹く場所では倒れるリスクがあります。ここでは、オリーブを強風から守るための対策を紹介します。

まず、支柱を利用することが効果的です。苗木を植え付ける際に支柱を立て、木に縛り付けることで、強風による揺れを軽減できます。

成長に伴い支柱を調整し、木が風に揺れやすい場所では十分な支えが必要です。

剪定も重要なポイントです。余分な枝や重さのかかる部分を適切に剪定することで、風の影響を受けにくくなります。特に樹冠のバランスを整えることが大切です。

また、風通しを考慮して植え付けることも重要です。他の建物や大きな障害物が近くにない場合は、風の勢いを直に受ける可能性があります。

これらの対策を講じることで、オリーブが風に揺れても安定感を保ち、美しい庭を楽しむことができます。

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まとめ

今回は、オリーブを植えてはいけない理由やシンボルツリーにした後悔、鉢植え・地植えでの育て方についてご紹介しました。

オリーブの木は様々な理由から植えてはいけないとされていますが、それぞれに対策を講じ、さらに鉢植えで栽培する等の方法をとれば植えることは可能な植物です。

オリーブを植えるかどうか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。

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