カモミールは、その美しい花と穏やかな香りで知られる人気のある植物ですが、植える際には注意が必要です。
今回の記事では、カモミールを植えてはいけない理由や、植える際に注意すべきポイント・育て方についてご紹介します。
カモミールの魅力や注意点を理解し、美しい庭や癒しの空間を育むためのヒントになれば幸いです。
カモミールを植えてはいけない理由は?
カモミールには、いくつかの植えてはいけない理由が存在します。
以下では、植えてはいけないとされる理由について詳しく解説していきます。
理由①:増えすぎる
カモミールは増えすぎる傾向があり、庭や園芸スペースを圧迫する可能性があります。
カモミールは非常に繁殖力が強く、こぼれ種によって繁殖するため、庭や園芸スペースに自然と広がっていくことがあります。
その為、庭にカモミールを植えると、最初は小さな区画に植えたつもりでも、数ヶ月後にはそのエリア全体がカモミールで覆われてしまうことがあります。
また、カモミールが増えることで他の植物と競争し、その領域を侵食するため、他の植物の成長を妨げることもあります。
カモミールを植える際には、その特性を理解し、適切な管理を行うことが重要です。
理由②:大きくなる
カモミールは成長するとかなり大きくなり、庭や園芸スペースを圧迫する可能性があります。
カモミールは、成長するとその丈や葉が広がり大きな株となる傾向があり、特に、適切な管理が行われない場合や、成長環境が良好な場合には、カモミールは急速に大きくなり、周囲の他の植物を圧迫することがあります。
カモミールを植える際には、その成長性を考慮し、適切なスペースを確保することが重要です。
理由③:虫が付きやすい
カモミールは虫が付きやすく、害虫の被害を受けやすい植物です。
カモミールはその葉や花に含まれる特有の成分によって、害虫にとって魅力的な環境を作り出します。特に、アブラムシやハダニなどの害虫が、カモミールの葉や花を好んで寄ってくる傾向があります。
これらの害虫は繁殖力が高く、一度庭に侵入すると短期間で大量発生し、庭全体に被害を及ぼすことがあります。
カモミールを庭や園芸スペースに植える際には、害虫対策を適切に行い、定期的なチェックと管理が必要です。
理由④:咲く花が少ない
カモミールの種類によっては、咲く花が少ない場合があります。
カモミールと言っても、いくつか種類があり、
例えば、ジャーマンカモミールは花の数が多く、ローマンカモミールは花の数が少ない傾向があります。
カモミールを植えたものの、咲く花が少ないと感じたら、ローマンカモミールを植えている可能性があります。
多くの花を見たい場合は、ジャーマンカモミールを植えましょう。
理由⑤:キク科でアレルギー症状が出る可能性も
カモミールはキク科の植物であり、キク科の植物アレルギーを持つ人にとってアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
カモミールはキク科の植物であり、その花や葉に含まれる花粉などがアレルギー反応を引き起こすことがあります。特に、キク科の植物アレルギーを持つ人は、カモミールの花粉により鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状が出る可能性があります。
カモミールを庭や園芸スペースに植える際には、アレルギー症状を持つ人がいるかどうかを考慮し、適切な対策を取ることが重要です。
カモミールの花言葉は?
カモミールの花言葉は、「仲直り」「親交」「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」「清楚」「あなたを癒す」とされています。
特に怖い花言葉の意味は無いので、安心です。
カモミールを植える際には、カモミールの持つ花言葉を意識して植えると、より楽しいガーデニングになるかも知れません。
カモミール風水は?置く方角はどこが良い?
カモミールは風水において、「調和」をもたらす効果があると言われています。
置く方角としては、西向きが良いとされています。
西にカモミールを置くことで、カモミールの持つ調和の効果を最大限に活かし、豊かさや安定をもたらすことができます。
カモミールを植える時に気をつけることは?
カモミールを植える際には、以下の事に気を付けて植えましょう。
①こぼれ種で増えるのを防ぐ
カモミールは花が終わると種を放出し、地面にこぼれます。
これらのこぼれ種が発芽すると、無制限にカモミールが広がる可能性があります。
そのため、こぼれ種での増えすぎを防ぐためには、収穫や剪定を通じて種を収集し、地面に落ちないようにすることが重要です。
適切な管理を行うことで、庭や園芸スペースでのカモミールの健康的な成長を促し、こぼれ種による意図しない増殖を防ぐことができます。
②剪定をして害虫対策や成長を管理をする
カモミールの剪定は害虫対策や成長の管理に効果的であり、健康的な植物を育てるために重要です。
剪定はカモミールの成長を制御し、植物が健康でバランスの取れた形に育つのを助けます。また、剪定によって空気や日光がより植物に届くことで成長を促進するだけでなく、害虫や病気の発生も予防することができます。
さらに、剪定によって茂みの整えることで、他の植物にも日光がきちんと当たるようになり、他の植物の成長促進にも期待できます。
定期的な剪定を行うことで、カモミールが美しく健康的に成長し、庭や園芸スペースに癒しと美しさをもたらすことができます。
カモミールの種まき時期は?
カモミールの種まきは、9月上旬から10月中旬に行いましょう。
カモミールは寒さに弱く、霜や寒冷な気候下では発芽が遅れたり、枯れたりする可能性があります。そのため、種まきの時期は気温が安定して霜の心配の無いこの時期が適しています。
この時期に種まきを行うことで、土壌の温度や湿度が適切な環境で、カモミールが健康的に成長し、美しい花を楽しむことができます。
カモミールが育たない原因は?
カモミールが育たない原因は、主に栽培環境や管理不足、病気や害虫の影響などが考えられます。
カモミールが育たない原因は様々ですが、まず、栽培環境が適切でない場合には成長が阻害されることがあります。カモミールは日当たりがよく、排水の良い土壌を好みます。また、水やりの過剰や不足、栄養不足などの管理不足も成長を妨げる要因です。
さらに、病気や害虫の発生もカモミールの成長を妨げる原因となります。カモミールは特にハダニやアブラムシなどの害虫に対して弱いため、これらの被害が大きくなると成長が停滞しやすくなります。
カモミールを健康に育てるためには、適切な環境を整え、定期的な管理を行うことが重要です。
カモミールの地植えの育て方
カモミールの地植えでは、日当たりの良い場所に植え、適切な水やりと剪定を行い、害虫や病気に注意しながら、健康的に育てることが重要です。
まず、カモミールを植える場所を選びます。日当たりが良く、排水の良い場所が最適です。また、植える場所の土に、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた土を加えると、土の栄養が豊富になるのでおすすめです。
次に、苗を植え付けます。
水やりは、地植えの場合は特に必要はありません。
ただし、夏の気温が高く乾燥する時期は、定期的に様子をみて、乾燥しすぎている場合は与えるようにしましょう。
また、成長したカモミールは定期的に剪定し、茂りすぎないようにします。さらに、害虫や病気の発生を防ぐために、定期的に状態をチェックし、必要に応じて対策を取りましょう。
地植えのカモミールは自然な環境で成長し、豊かな香りや美しい花を楽しむことができます。
まとめ
今回は、カモミールを植えてはいけない理由や植える時に注意すること、育て方などについてご紹介しました。
カモミールは、増えすぎたり、大きくなりすぎる、虫が付きやすいなどから植えてはいけないとされていますが、それらにきちんと対策を講じていれば植えることは可能な植物です。
カモミールを植えるかどうか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。
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