ジューンベリーを植えてはいけない理由は?植える時に気をつけることや鳥対策もご紹介
今回は、ジューンベリーを育てる上でのポイントや植えてはいけない理由、鳥対策や風水、地植えや鉢植えのコツなどについてご紹介します。
ジューンベリーの育て方や注意点を理解したら、ほかの春に植えてはいけない花についても知っておくと、庭作りがより安心です。詳しくはこちらの記事でまとめています。
▶ 春に植えてはいけない花|初心者が後悔しやすい理由と注意すべき植物一覧
ジューンベリーを植えてはいけないと言われる理由は?

ジューンベリーは「育てやすい果樹」「シンボルツリー向き」と紹介されることが多い一方で、実際に庭に植えてから後悔する人も少なくありません。
ここでは、ジューンベリーならではのトラブルに絞って解説します。
害虫が多く管理の手間がかかる
ジューンベリーでよくある失敗が、「思った以上に害虫が集まる」ことです。
ジューンベリーは、アブラムシ・エカキムシ・尺取り虫・カイガラムシ・コナジラミなどの害虫により、葉・新芽・実のすべてが狙われやすい樹種です。
特に実が付き始める5〜6月は、
・新芽にアブラムシが群がる
・葉にエカキムシの食害跡が目立つ
・放置すると実の見た目が悪くなる
といったケースが多く、「無農薬で放置」はほぼ不可能です。
定期的な観察や、手で取り除く作業を面倒に感じる人には向きません。
鳥害・実の落下による生活被害
ジューンベリーの最大の特徴であり、最大の悩みが鳥害です。
実が赤く色づくと、ヒヨドリやムクドリが集まり、一気に食べ尽くされます。
その結果、
・鳥の糞がウッドデッキや外壁に付着
・食べ残しや潰れた実が地面に落ちる
・コンクリートやタイルに紫色のシミが残る
といった生活被害が発生します。
「実を収穫する前に鳥に荒らされ、掃除だけが残った」という声も珍しくありません。
成長後のサイズと剪定負担
苗木の時はコンパクトでも、地植えすると2〜4m以上に成長するのがジューンベリーです。
成長が早いため、剪定を怠るとすぐに枝が混み合い、
・風通しが悪くなる
・害虫が増えやすくなる
・実の付きが不安定になる
と悪循環に陥ります。
「最初は可愛かったのに、数年後に剪定が追いつかなくなった」というのは、よくある失敗のようです。
ジューンベリーが向かない人・家の特徴
駐車場や玄関近くに植えたい人
ジューンベリーは実や、鳥害による鳥の糞がある程度は落ちることが前提の木です。
駐車場や玄関脇に植えると、
・車に糞や果汁が付着
・玄関タイルに実が潰れてシミになる
といったトラブルが起こりやすく、後悔しやすい配置です。
掃除や管理に時間をかけられない人
実がなる=楽しみ、だけではなく、
実が落ちる=掃除が増えるという側面があります。
忙しくて、
・こまめに実を収穫できない
・落ち葉や落果を放置しがち
という人には、管理負担が重く感じられやすい植物です。
ペットや小さな子どもがいる家庭
ジューンベリーの葉や未成熟な実を誤って口にするリスクは無視できません。
特に、
・落ちた実や葉を触ってしまう
・ペットが葉をかじる
といった環境では、庭木選びとして慎重になる必要があります。
ジューンベリーを植えるなら注意すること

ジューンベリーを庭に植える際には、以下のポイントに注意して植えるようにしましょう。
植える場所選びで失敗しないコツ
ジューンベリーは、
・日当たりが良い
・風通しが確保できる
・落果しても問題にならない場所
に植えるのがが理想です。
建物や舗装面から最低でも1.5〜2m以上離すことで、後悔しにくくなります。
鳥対策は必須と考える
「実が色づいてから対策」では遅いのがジューンベリーです。
実が赤くなり始める前から、
・防鳥ネット
・反射テープ
・収穫時期を見越した早採り
などを組み合わせて考える必要があります。
樹高を抑える剪定管理
低く育てたい場合は、
・冬(11〜3月)の剪定
・内向き・細枝の整理
・古い幹から新しい幹への更新
を意識しましょう。
切り口には癒合剤を塗り、病気予防も忘れないことが重要です。
ジューンベリーの育て方(管理方法別)

地植えで育てる場合の注意点
地植えは成長が早く、管理は楽ですが、
・スペース不足
・剪定遅れ
が起きやすいのが欠点です。
植え付け後2週間は特に水切れに注意しましょう。
鉢植えで育てる場合の注意点
鉢植えはサイズ管理がしやすい反面、
・年1回以上の植え替え
・水切れ
・根詰まり
が起こりやすいです。
また、鉢植えで育てる場合には、土を赤玉土・ピートモス・川砂(6:3:1)で配合すると、とても理想的な土でジューンべリーを育てることができます。
実がなるまでの年数と管理の考え方

ジューンベリーは、実がなるまで2〜3年かかるのが一般的です。
ただし、日照不足・剪定不足・根詰まりがあると、
3年以上経っても実が付かないことがあるので、気長に育てていきましょう。
ジューンベリーの楽しみ方

実の食べ方・活用方法
ジューンベリーの完熟した実は、
・生食
・ジャム
・ジュース
・ヨーグルトやアイスのトッピング
など幅広く使えます。
ジューンベリーの実は「一気に熟す」ため、加工前提で考えると満足度が上がるでしょう。
まとめ
ジューンベリーは、「植えてはいけない木」ではなく「人と環境を選ぶ木」です。
鳥害・掃除・剪定を理解した上で、場所と管理方法を選べば実も景観も楽しめるとても魅力的な果樹になります。
安易に「育てやすいから」と選ばず、生活動線まで含めて検討することが、植えて後悔しないコツと言えるでしょう。

