今回の記事では、チェリーセージを植えてはいけない理由、そして育てる際の注意点についてご紹介します。

育てる上での注意点を把握して、安心して楽しむための知識を身につけ、ガーデニングがより良いものになれば幸いです。

春は園芸を始めやすい季節ですが、植える時期を間違えると管理に苦労する植物も少なくありません。
春に植えてはいけない花まとめ|失敗しやすい理由と注意点 では、注意が必要な植物を一覧で紹介しています。

チェリーセージを植えてはいけないと言われる理由

チェリーセージを庭に植える前に知っておきたいポイントがいくつかあります。

以下では、植えてはいけないとされる理由について詳しく解説していきます。

 

繁殖力が強く、管理できなくなる

チェリーセージで最も多い失敗が、想像以上に増えることです。

実際に育ててみると分かりますが、地下茎とこぼれ種の両方で増えるため、1株のつもりで植えたのに翌年には周囲一帯に広がっていた、ということが珍しくありません。

特に地植えの場合、

  • 春に気づいたら隣の植物の根元から芽が出ている
  • 花が終わった後、気づかないうちに種が落ちていた

といった形で、管理しているつもりでも増殖が進むのがチェリーセージの厄介な点です。

想像以上に大株になり、庭を圧迫する

チェリーセージは「草花」のイメージで購入されがちですが、実際には低木に近い成長をします。

環境が合うと、高さも横幅も1m近くまで広がることがあり、狭い庭では完全にスペースオーバーになります。

よくある失敗例としては、

  • 花壇の縁に植えたら通路にはみ出した
  • 他の植物が日陰になり、生育不良になった
  • 建物の壁際に植えて風通しが悪くなった

など、「後から剪定すればいい」と思っていたら、切ってもすぐ伸びるのがチェリーセージです。

 

毒性の噂とペット・子供へのリスク

チェリーセージにはツヨンという成分が含まれており、「毒性があるのでは?」と不安に思う方も多い植物です。

実際、触れただけで重篤な症状が出ることは稀ですが、

  • 葉をかじる
  • 樹液が肌に付いた状態で長時間作業する

といった状況では、刺激を感じる可能性は否定できません。

特に、好奇心旺盛な子供や猫・犬がいる家庭では、「安全そうだから大丈夫」と判断するのは危険です。

チェリーセージを育てたい人向けの現実的な対策

チェリーセージは、性質を理解したうえで育てれば、決して扱えない植物ではありません。重要なのは最初から増え方を前提に管理することです。

地植えを避けて鉢植えで管理する

失敗を避けたいなら、鉢植え一択と言っても過言ではありません。
鉢植えであれば、

  • 地下茎の暴走を防げる
  • 大きさをコントロールできる
  • 問題があれば撤去しやすい

というメリットがあります。

庭に直接植えないだけで難易度は大きく下がります。

地下茎・こぼれ種を防ぐ具体策

地植えする場合は、

  • 根域制限シートを深めに入れる
  • 花がら摘みをこまめに行う

この2点が必須です。
特に花が終わった後を放置すると、気づかないうちに種が落ちて翌年発芽します。

「花が咲き終わったら切る」を習慣にしないと、繁殖は止まりません。

安全面(ペット・子供)への配慮ポイント

ペットや子供がいる場合は、

  • 手の届かない位置に置く
  • 作業時は必ず手袋をする
  • 落ちた葉や花を放置しない

といった基本対策が必要です。
「毒性が強い植物ではない」=「何も気にしなくていい」ではない点は、初心者が誤解しやすいポイントです。

育てて分かるチェリーセージ特有のトラブルと対処法

木質化したときの切り戻し・更新方法

数年育てると、チェリーセージは枝が木のように硬くなり、花付きが一気に悪くなります。
この状態を放置すると、見た目も悪くなりがちです。

対処法は2つあります。

  • 思い切った切り戻しで若い芽を出させる
  • 挿し木で更新し、古株と入れ替える

特に、切り戻しは中途半端にやると逆効果なので、株元近くまで切る覚悟が必要です。

挿し木で若返らせる方法

チェリーセージは挿し木成功率が高く、再生がしやすい植物です。
ポイントは、柔らかすぎない枝を選ぶこと。

・2〜3節ついたやや硬めの枝
・清潔なハサミを使用する
・赤玉土などの清潔な用土を使用する

この条件を守れば、数週間で発根します。

ひょろひょろになる原因と改善ポイント

「チェリーセージが倒れる」「間延びする」という悩みも多いですが、原因の多くは、

  • 日照不足
  • 水やり不足(特に夏)
  • 切り戻し不足

です。

日当たりが悪い場所では、花を咲かせようとして徒長しやすいのがチェリーセージの特徴です。

花後に半分程度まで切り戻すことで、こんもりした姿に戻りやすくなります。

チェリーセージが向いている人・向いていない人は?

向いている人

  • 鉢植え管理ができる
  • 剪定・切り戻しを苦にしない
  • 増えすぎたら整理できる人

向いていない人

  • 放置気味のガーデニングをしたい
  • 狭い庭に地植えしたい
  • ペットや小さな子供が自由に出入りする庭

チェリーセージは虫除け効果がある?

 

実はチェリーセージは、アブラムシ、アオムシ、ハエなどが嫌う香りを持っているおり、庭に植えることで虫除け効果が期待できます。

この虫除け効果は、庭でリラックスした時間を過ごす際に役立ちます。
ただし、植物の効果は個体差があり、完全な虫除けとは言えません。

チェリーセージを育てる際には、その虫除けの可能性を楽しむとともに、庭への配置や手入れにも気を配りましょう。美しい花と虫除けの一石二鳥の魅力を庭で味わうことができます。

チェリーセージの風水と花言葉

 

チェリーセージの花言葉は「燃ゆる思い」「尊重」「知恵」。

風水的な明確な効果ははっきりしていませんが、
香りによるリラックス感は確かに感じられます。

まとめ

チェリーセージは「植えてはいけない」と言われがちですが、それは性質を知らずに地植えしてしまった場合の話です。

鉢植え管理・剪定・花がら摘みを前提にすれば、十分楽しめる植物でもあります。

「きれいだから」だけで選ばず、
自分の庭・環境・生活スタイルに合うかを考えたうえで選択することが、後悔しない最大のポイントとなるでしょう。