今回は、甘酸っぱい実が特徴的なブルーベリーの植え方や、植えることで得られるメリットやデメリットについて、詳しく解説します。
また、最適な植え付け時期や、地植えと鉢植えの違いについてもお伝えします。
植える際のお役に立てれば幸いです。
ブルーベリーを植えてはいけないと言われる理由は?
ブルーベリーは美味しくて栄養価も高い果物ですが、実は植えてはいけない理由もあるんです。
以下では、植えてはいけないとされる理由について詳しく解説していきます。
理由① 鳥や虫が寄ってくる
ブルーベリーを植えるのは魅力的ですが、注意が必要な理由があります。一つ目の理由は、鳥や虫が寄ってくることです。ブルーベリーは美味しい実をつけるため、この実が鳥や虫たちにとって格好の餌となってしまいます。
ブルーベリーの実は栄養価が高く、美容や健康に良い影響を与えます。しかし、鳥や虫が実を食べてしまうと収穫が難しくなりますし、実の質も落ちてしまいます。
理由② 実(首)が落ちるから
ブルーベリーを植えてはいけない理由の2つ目は、実が落ちることが首が落ちるのを連想させるためです。
ブルーベリーの実は繊細で重みに弱く、熟した実が枝から簡単に落ちてしまいます。
この、ブルーベリーの実が落ちる様子が「人の首が落ちる様子」に似ていると迷信として考えられ、植えてはいけないとされています。
理由③ 庭に実がなる植物を植えるのは縁起が悪いから
ブルーベリーを植えてはいけない理由の3つ目は、庭に実をつける植物を植えることが縁起が悪いとされていることです。これは、一部の文化や信仰において根強い迷信とされています。
昔から日本では庭に実をつける植物を植えることは縁起が悪いとされているようで、その迷信から実をつけるブルーベリーもまた、植えてはいけないとされているようです。
植えてはいけないは迷信!植えて得られる4つのメリット
上記でもご紹介した通り、ブルーベリーには「植えてはいけない」とされる理由がいくつかありますが、それらの多くが迷信であり、実際は植えることで得られる素晴らしいメリットがたくさんあります。
以下では植えることで得られるメリットについて詳しく解説していきます。
初心者に育てやすい
ブルーベリーは実は初心者にとても育てやすい植物となっています。
ブルーベリーは丈夫であり、木の高さが1~2mと低木で管理がしやすく手入れが比較的簡単なので初心者でも楽しんで育てることができます。
病気や害虫に強い
植物を育てる際に心配なのが病気や害虫ですが、実はブルーベリーは病気や害虫に対して非常に強い植物として知られています。
これにより、育てる上での心配が軽減されます。
枯葉の掃除がしやすい
ブルーベリーを植える際に嬉しいメリットの一つは、枯葉の掃除がしやすいことです。
ブルーベリーの木の葉は手で触らなければ落ちてこないので、風に吹かれてあちこちに葉が舞って行くという心配がないので、お掃除がとても楽です。
実が食べられる
ブルーベリーを植える最大のメリットは、何と言ってもその美味しい実が食べられることです。
ブルーベリーはそのまま食べるだけでなく、スムージーやパン、ジャムなどに利用することもでき、様々な料理に彩りと風味を加えてくれます。
また、自家製のブルーベリーは市販のものと比べて新鮮で風味豊かな味わいを楽しむことができます。
庭に実ったブルーベリーを食べることで、自分の手で育てた喜びと美味しさを実感することができるかもしれません。
ブルーベリーを庭木に植えるデメリットは?対策も
庭にブルーベリーを植えることには魅力がありますが、注意が必要なデメリットも存在します。
以下では、デメリットとその対策についてご紹介します。
実を鳥に食べられてしまうこともある
ブルーベリーを育てる楽しみの一つは、美味しい実を収穫することですが、実が鳥に食べられてしまうことがあります。
ブルーベリーの実は甘くて美味しいので、鳥たちも餌として実を欲しがります。
実を守らなければ、収穫の時にがっかりするかもしれません。
鳥からブルーベリーの実を守る対策は?
ブルーベリーを育てる楽しみの一つは、美味しい実を収穫することですが、鳥が実を食べてしまうことが問題です。そこで、鳥からブルーベリーの実を守る対策が重要となります。
対策の一つとして、鳥よけアイテムを利用すると良いでしょう。
鏡や反射材を配置することで、鳥が近寄りにくくなります。また、風で揺れるものを設置することで、鳥を威嚇することができます。
これらの対策を組み合わせることで、鳥からブルーベリーの実を守り、美味しい実の収穫を楽しむことができます。
鳥よけネット
ブルーベリーを育てる際、美味しい実を鳥から守るために鳥よけアイテムの活用も大切ですが、より重要なのが「鳥よけネット」の活用です。
鳥よけネットは手軽に使用でき、効果的に実を保護できます。
また、ネットは通気性があり実がしっかりと成長できるため、実の成長を損なうことなく鳥からの襲撃を防げます。
鳥よけネットはブルーベリーの実を安心して育てるための頼もしい味方です。
鳥よけネットを活用して鳥からの襲撃を避け、美味しいブルーベリーを収穫しましょう。
ブルーベリーの木を植える時期は?
ブルーベリーを育てる際、適切な時期に植えることが成功の鍵です。
ブルーベリーの植え付け時期は、地域や品種により異なりますが、一般的には、
暖地では9月中旬から12月上旬、または10月から11月に植えると良いでしょう。
また、寒冷地に関しては3月または1月から2月の極寒期を除いた休眠期に植えると良いとされています。
ただし、これらの時期はあくまで目安であり、具体的な時期はそれぞれの地域の気候やブルーベリーの品種により異なります。
ブルーベリーの育て方・地植え場合
ブルーベリーを地植えで育てる場合、以下のポイントを押さえることが重要です。
場所の選定
まず、日当たり・水はけの良い場所を選びましょう。ブルーベリーは充分な日光を必要とします。日中に6時間以上の日光を受ける場所が理想的です。
土
次に、酸性の土壌を用意します。ブルーベリーは酸性土壌を好むため、土のpHを4.5から5程度に保つことが必要です。
品種の選択
ブルーベリーには主にハイブッシュ系とラビットアイ系の2つの系統があり、自身が育てる地域の気候に合わせて品種を選ぶようにしましょう。
受粉
ブルーベリーの果実を実らせるためには受粉が必要です。
受粉の際のポイントとしては、
異なる品種を複数植える・・・自分の花粉では実がなりにくいため、異なる品種を近くに植えましょう。
開花時期が近い品種を選ぶ・・・同じ開花時期の品種を選ぶと、受粉がうまくいきます。
昆虫を引き寄せる環境を作る・・・ミツバチなどの昆虫が花粉を運ぶため、昆虫が訪れやすい環境を作りましょう。
これらのポイントを守ることで、ブルーベリーの受粉がうまくいく可能性が高まります。
植え付け
植えつける際には、株間を50cm~70cm程度の広さにとり植え付けます。また、植えつけた後に十分に水を与え、土を固めないように気をつけましょう。
剪定
定期的な剪定も大切です。成長するにつれて無駄な枝を取り除き、形を整えることで健康的な成長を促進します。
これらのポイントを守りながら、地植えでブルーベリーを育てると美味しい実を収穫できることでしょう。
ブルーベリーの育て方・鉢植えの場合
鉢植えでブルーベリーを育てる場合、以下のアプローチが効果的です。
品種の選択
地植え同様、品種の選定を行います。ブルーベリーには主にハイブッシュ系とラビットアイ系の2つの系統があり、自身が育てる地域の気候に合わせて品種を選ぶようにしましょう。
鉢の選定
まず、適した鉢を選びましょう。鉢の大きさは苗よりも1回り大きなものが理想的です。
土
ブルーベリーは酸性土壌を好むので、専用のブルーベリー用の土や腐葉土を使用しましょう。こちらもpHを4.5から5程度に保つことが必要です。
日当たり
ブルーベリーは日光を好むため、陽当たりの良い場所に置きましょう。窓辺やベランダなどが適しています。
水やり
水やりにも気を配りましょう。土の表面が乾いたら十分な水を与え、水はけが悪くならないように心掛けましょう。
鉢植え
鉢の底に鉢底石を敷き、1/3ほど土を入れ、苗を中心に置いて隙間がなくなるように土を苗の周りに敷き詰めていきましょう。
剪定
鉢植えも地植え同様、定期的な剪定が大切です。成長するにつれて無駄な枝を取り除き、形を整えることで健康的な成長を促進します。
受粉に関しては、
鉢植えのブルーベリーでも、他の株から花粉を運んでくれる蜜蜂などの虫がいれば、特別な受粉作業を行わなくても受粉が行われます。
虫が少ない環境で育てている場合は、人工授粉を行うことがおすすめです。
これらのステップを守りながら、鉢植えでブルーベリーを育てると、手軽に美味しい実を楽しむことができます。
まとめ
今回は、ブルーベリーを植えてはいけない理由や植える時期や地植え・鉢植えでの育て方などについてご紹介しました。
ブルーベリーは植えてはいけないとされる理由がいくつかありますが、どれも迷信であり、信じる信じないは個人の自由ですので、
植えてみるか検討している方は、今回ご紹介したポイントに注意して植えてみてはいかがでしょうか。
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